3ヶ国のスターが出演したワケ
カン・ジェギュ監督の想い描いた壮大なプロジェクトに、アジアが世界に誇るトップスターが集結。オリンピックという夢を捨て国に命を捧げる長谷川辰雄役には『ゆれる』『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のオダギリジョー。「辰雄は彼しかいない」という監督は、日本に足を運び直接オダギリへ出演を依頼した。『ブラザーフッド』以来、戦争映画はやらないと決めていたチャン・ドンゴンも、人間ドラマとして描かれた本作に強く惹かれ、参加を決意。まっすぐに夢を信じ、走り続けるキム・ジュンシクを演じる。そして、中国を代表する実力派女優ファン・ビンビンも加わり、日本・韓国・中国3ヶ国の実力派俳優陣が顔をそろえた。「第二次大戦を背景にした映画に対し、3ヶ国が集まり、協力し合う事自体、大きな挑戦だと思うし、そこに魅力を感じました」とオダギリジョーはコメント。チャン・ドンゴンも「たまたま戦争が背景ではあるが、今までの戦争映画とは違い、人物や人間に重点を置いて描かれている。日韓中とアジアの役者が集まって感情を表現しあい、伝えていくことはとてもすばらしい事だと思っている」と、本作への想いと3ヶ国のスター共演の意義を語っている。